ベンチの下にも小さな顔。猫島の休憩は目線が忙しい

緑に囲まれた木のベンチに立つ白黒猫のイメージ画像

猫島の神社下にあるベンチでは、座面の上に白黒猫とキジ猫が並び、その下にはキジ白の子猫がいます。撫でられる大きな猫を見ていたはずが、いつの間にか足元の小さな顔に目を奪われます。

木の腰掛けと、その周りに伸びる緑。人にとってはひと息つくための場所でも、猫がいると見え方が変わります。上には背中を撫でられる猫がいて、下には石や葉の間からこちらを見る猫がいる。遠くへ歩かなくても、目線を下げるだけで別の出会いがありました。

この記事内の見出し画像は、動画の雰囲気と猫の毛柄をもとに作成したイメージ画像です。

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座面を渡る白い足

緑に囲まれた木のベンチに立つ白黒猫のイメージ画像

ベンチの上に立つ白黒猫は、背中の黒と足の白がはっきり分かれています。背中へ手が触れると、猫はその場で姿勢を変え、座面を少し歩きます。長い尾が上へ伸び、顔が横を向く。腰掛けの板を一枚見るだけだった景色に、猫の動きが加わりました。

足を置き直すたびに、木の茶色の上で白が目立ちます。背中のほうを見れば黒い毛のまとまりが大きく、顔のほうへ回れば白い口元が見える。同じ猫でも、向きによって見えてくる色の割合が違います。

人の手は近くにありますが、猫の体はずっと同じ位置に収まっているわけではありません。歩き、止まり、向きを変える。その様子を見ていると、撫でる側も猫の位置に合わせて手を動かしていることがわかります。人が座るためのベンチで、猫の動きが話の中心になっています。

場所は元映像の題名で「猫島の神社下」と紹介されています。神社の名前や島名までは、この場面だけで決めません。猫にゆかりのある神社やお寺の案内を読むときも、猫のいる風景と、その場所の由来は分けて確かめたいものです。

並んでも、見ている先は別々

木のベンチに並ぶキジ猫と白黒猫のイメージ画像

やがて、縞模様の猫と白黒猫が同じ座面に並ぶ姿が見えます。キジ猫は下のほうへ顔を向け、白黒猫は別の方向を見ています。二匹が近くにいるのに、視線は一か所にまとまりません。その少し揃わない感じが、気を張らずに見ていられる眺めです。

キジ猫の額や前足には細かな縞があり、隣の白黒猫は大きく色が分かれています。長い木の板が二匹をつないでいるので、毛柄の違いを比べやすくなっています。背景の緑も、ここでは猫の輪郭を見せる役目をしているようです。

キジ猫も人の手で頭や頬のあたりを撫でられます。目を細めた顔が近くに見え、その後ろには白黒の体が残っています。一匹だけを大きく見ても、同じ場所にもう一匹いることがわかる。その重なりが、ベンチの小さな賑わいになっています。

ただ、近くに並んでいるからといって、親子やきょうだいとは限りません。いつからここにいるのか、普段も一緒なのかも、映像ではわからないことです。関係に名前を付けず、同じ板の上に座る二匹を、そのまま眺めていたくなります。

石の上から、こちらを見ていた

ベンチの下の石に前足を置くキジ白の子猫のイメージ画像

目線が座面より下へ移ると、キジ白の子猫がいます。白い胸元と足、縞のある額、淡い色の鼻。石の上に小さな前足を置き、こちらへ顔を向けています。さっきまで二匹が乗っていた板が、今度は頭の上を覆うものに見えます。

子猫は顔を上へ向けたり、横へ向けたりします。正面を向くと丸い目が大きく見え、少し角度が変わると頬の縞が目立つ。体が小さいぶん、足元の石や近くの葉まで大きく感じられます。人が腰掛ける高さの下に、もう一つ見る場所がありました。

子猫がどうしてそこにいるのかは、説明を足さなくてもよさそうです。怖がっているとも、遊びに誘っているとも断定せず、顔の向きや前足の置き方を追う。それだけで、次はどちらを見るのだろうと気になってしまいます。

猫のしぐさや毛柄をもっと知りたくなったら、猫の雑学の記事もどうぞ。目の前の姿に興味を持つことと、気持ちを言い当てることは別。わからない部分を残しておくほうが、一匹の小さな動きがよく見えることもあります。

葉の高さまで、顔を上げる

ベンチ脇の葉を見上げるキジ白の子猫のイメージ画像

終盤には、子猫の顔がカメラのすぐ近くに見える場面があります。鼻やひげが大きく映ったあと、視点が少し離れると、今度は葉のそばで上を向く姿が見えます。周りのものを追うように顔が動き、こちらもつい同じ方向へ目を向けます。

葉を見て何を思ったのかはわかりません。それでも、首を伸ばして上を見る姿には、小さな体の周囲に気になるものがいくつもあるような印象を受けます。ベンチの脚、石、伸びた草。通り過ぎれば背景になるものが、子猫のそばでは一つずつ目に入ります。

猫島の風景を続けて読みたいときは、猫島の記事一覧へ。少し前に紹介した路地と塀のそばの猫たちも、目を向ける高さによって見つかる姿が変わる出会いでした。

ここでの休憩は、座ったまま何も見ない時間にはなりません。上の猫を眺め、下の子猫に気づき、また葉のほうへ目を向ける。無理に近づいたり、隠れた場所から出したりせず、猫が見せてくれる姿を待つだけでも十分です。ひとつのベンチの周りに、思っていたよりずっと多くの表情がありました。

元動画:感動猫動画「猫島の神社下のベンチに座ると猫たちがモフられにやってきた。子猫も来た」

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