熊本県上天草市に位置する湯島(ゆしま)は、有明海の真ん中に浮かぶ周囲約4km、面積1平方キロメートルほどの小さな離島です。
この小さな島には、猫たちと人々が共に穏やかに暮らす、癒しと歴史の物語が詰まっています。
湯島ってどんな島?

熊本県の天草諸島の大矢野島と島原半島の間に位置する湯島(ゆしま)は、熊本県天草諸島の一部で、江樋戸港から連絡船で約25分。
美しい海に囲まれた小さな島で、猫好きにはたまらない“猫の楽園”として知られています。
面積は約0.5平方キロメートルほどと小さく、人口は約260人ほど。そして島に暮らす猫の数はそれを上回るとか。
日向ぼっこをする猫たち、観光客に近づいてくる人懐っこい猫たちの姿が、島全体にあたたかな雰囲気を与えています。
湯島へのアクセス

湯島へ行くには、熊本県の「江樋戸(えびと)港」から船に乗るのが一般的 です。まず熊本駅から天草方面へ移動し、江樋戸港からフェリーに乗る必要があります。
🚶♂️① 熊本駅 → 桜町バスターミナル
- 熊本駅前から路面電車 に乗車
▶ 「辛島町(からしまちょう)」停留所で下車(約10分 運賃180円) - 辛島町から徒歩約2分 で「桜町バスターミナル」へ移動
🚌② 桜町バスターミナル → 江樋戸港
- 都市間バス「快速あまくさ号」 に乗車
▶ 天草(本渡)行き に乗る(所要時間:約1時間30分 運賃1,560円) - 「さんぱーる」バス停で下車
- さんぱーるから徒歩10分(約800m) で「江樋戸港」に到着
⛴③ 江樋戸港 → 湯島

- 湯島行きの連絡船「菊盛丸」または「昭和丸」 に乗船
1日5往復運航(所要時間:約30分 運賃:片道800円)
湯島の宿泊施設
湯島島内には4軒の宿泊施設があります。ネット予約ができたり、ホームページがしっかり作られているお宿の方が口コミなどを確認することができて安心です。
旅館 日の出荘

旅館 日の出荘は、全室和室の旅館です。大人数から少人数まで対応できるお部屋まで20室あります。
お風呂には窓もあり明るく、トイレはウォシュレット付き。10人乗りの釣り船や釣り道具の貸出しもおこなっています。
設備概要 | |
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住所 | 〒869-3711 熊本県上天草市大矢野町湯島913 |
TEL/FAX | TEL 0964-56-4075 / FAX 0964-56-4094 |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 12:00 |
総部屋数 | 20室 |
館内設備 | 宴会場│カラオケ有│ウォシュレット付トイレ│釣り道具有 |
部屋設備・備品 | ハンドタオル 歯ブラシセット バスタオル シャンプー リンス ボディソープ 浴衣 髭剃り |
その他設備 | 10人乗り釣り船所有 一棟別棟有 |
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旅館 きく

旅館きくの宿泊料金はシンプルでわかりやすいのが特徴です。いつでも、一泊2食付きで8,400円 (小学生以下4,200円)
祝祭日、大型連休関係なく、シンプルな一律料金です。休日、特に連休は、混み合いますので、お早めにご予約を!
設備概要 | |
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住所 | 〒869-3711熊本県上天草市大矢野町湯島9 |
TEL/FAX | TEL 0964-56-4375 / FAX 0964-56-4375 |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 10:00 |
総部屋数 | 7室 |
館内設備 | 男女浴室│カラオケ│トイレ│大広間 |
部屋設備・備品 | テレビ 冷暖房 タオル 歯ブラシ お茶 リンス シャンプー 石鹸 |
乙姫邸

乙姫邸は1日1組限定で泊まれる宿です。一軒家丸ごと貸し切ることができ、玄関を出れば約10メートルですぐに海!
お食事は海女である女将と、漁師の乙姫丸船長が調達した新鮮な魚介類を、斜め2軒隣の【海女ちゃん食堂乙姫屋】でいただけます。
設備概要 | |
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住所 | 〒869-3711 熊本県上天草市大矢野町湯島585番地 |
TEL/FAX | TEL 090-7531-3236(15:00~21:00) FAX 0964-56-4292 |
チェックイン | 15:30 |
チェックアウト | 10:00 |
総部屋数 | 1室 |
館内設備 | 1階客室約12畳|バスルーム|ダイニイングキッチン約8畳|洗面所|ウォシュレット付きトイレ |2階寝室約8畳 |
部屋設備・備品 | ドライヤー、歯ブラシ、ボデイースポンジ、ひげ剃り、バスタオル、フェイスタオル、浴衣、シャンプー、リンス、ボディーソープなど |
その他設備 | 12人乗り釣り船所有 |
湯島の猫と地域の取り組み
湯島は「野良猫がいない猫島」とも呼ばれ、島民が猫たちを家族のように世話しています。
過去には猫パルボウイルスの流行により一時的に数が減少しましたが、現在ではワクチン接種や健康管理が徹底され、元気な猫たちが訪問客を迎えてくれるようになりました。
島には「猫神様の像」や「ねこのいえ」なども設置され、猫との共生を重んじた文化が根付いています。
猫との接し方についても、無理に触らない、フラッシュを使わない、寝ている猫を起こさないなどのマナーを守るよう心がけましょう。
まとめ:猫と歴史、そして癒しの島旅へ
湯島は、猫たちとのふれあいに加え、歴史的な背景、自然体験、美味しい海の幸まで楽しめる、多面的な魅力を持った離島です。
静かな時間を求める旅人にとって、湯島はまさに“癒しの楽園”。
観光地化されすぎていないからこそ味わえる素朴な空気と、猫たちののんびりとした姿をぜひ体験してみてください。
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