岡山県笠岡市に属する真鍋島(まなべしま)は、瀬戸内海に浮かぶ笠岡諸島の一つ。
周囲約7.5km、面積1.48平方キロメートルの小さな離島で、のどかな漁村風景と昔ながらの石積みの堤防が特徴です。
島には歴史的建造物と文化が残り、猫たちと共に穏やかな時が流れる“癒しと懐かしさ”の島として、注目を集めています。
猫たちはとても人懐っこく、猫たちとのんびり過ごす時間が、この島ならではの大きな魅力。写真愛好家にも人気のスポットです。
真鍋島ってどんな島?

真鍋島(まなべしま)は、岡山県笠岡市にある笠岡諸島に属する島です。古い漁村の面影を残した家並みが特徴で、岡山県のふるさと村に指定されています。
歴史ある町並みや、映画やドラマのロケ地としても数多く利用された、瀬戸内海の美しい景色が楽しめるのも魅力です。
公衆トイレや飲食店、宿泊施設も数件あるので安心して観光することができます。
真鍋島への行き方

真鍋島へは、岡山県笠岡市にある「笠岡港」からフェリーを利用して行くことができます。フェリーの運行は1日に数便あるため、事前に時刻表を確認しておくと安心です。
真鍋島へ向かうには、三洋汽船の「笠岡~真鍋島」航路を利用します。普通船と高速船があるので、予算やタイムスケジュールをもとに都合の良い方を選びましょう。
普通船は乗船時間 約1時間で料金1,040円、高速船は乗船時間 約45分で1,790円です。(下記画像の★赤字が高速船)


真鍋島の宿泊施設
真鍋島には4箇所の宿泊施設があります。島で人気の食堂が運営する漁火さん、キャンプ気分を味わえるゲストハウスのINN THE CAMPさんなど、島を楽しめる特徴を持ったお宿です。
漁師小屋 漁火(民宿)
漁師小屋 漁火(りょうか)は、漁師料理 漁火さんが運営する民宿です。公式サイトなどはないので詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
調べた限りでは、2階建てで定員は10名。自炊プラン(食事はセルフ)なら2名までの宿泊で12,000円、3名以上なら1人あたり5,000円だそうです。
漁師料理 漁火で食事を取る場合は、おまかせ晩ごはん5,000円+飲物代と、宿泊料金は2名まで10,000円、3名以上なら1人あたり4,000円となっています。
基本情報
住所 | 〒714-0037 岡山県笠岡市真鍋島4236-1 |
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電話番号 | 0865-68-3519(漁師小屋) |
受入人数 | 定員:10名 |
島宿三虎(旅館)

島宿三虎(さんとら)は、レトロ感漂う落ち着いた雰囲気のお宿です。旧真鍋小学校を移設した本館、手作りしたログハウスからなります。
本館客室は和室2部屋と和洋室1部屋、ログハウスには和室が2部屋。お支払いには現金またはクレジットカードが利用できます。
2名以上から予約可能で、1泊2食付の宿泊料金は以下の通り。
宿泊料金(1名あたり) | 基本料金(税別) | GW・夏季料金 | お盆・年末年始料金 |
大人(本館) | ¥14,500 | ¥15,500 | ¥16,500 |
子供(本館) | ¥10,150 | ¥10,850 | ¥11,550 |
ログハウス(2名まで) | ¥20,000 | ¥22,500 | ¥23,500 |
ログハウス(3名から) | ¥16,500 | ¥17,500 | ¥18,500 |
基本情報
住所 | 〒714-0037 岡山県 笠岡市 真鍋島2224 |
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電話番号 | 0865-68-3515 |
受入人数 | 定員:50名 |
INN THE CAMP(ドミトリー)

INN THE CAMPは、ドミトリータイプのゲストハウスで素泊まり税込3,850円という低価格が魅力。
お部屋は建具で2部屋に仕切られており、定員はそれぞれ5名と4名です。宿泊料金はチェックイン時に現金にて精算。
日本製の低反発ウレタンマットにこだわったマットレスに、寝具には機能的で使用のたび丸洗いできるシュラフを採用されています。
間仕切りにもタープを使用するなど、キャンプのような雰囲気を味わうことが可能です。
基本情報
住所 | 〒714-0037 岡山県 笠岡市 真鍋島4073 |
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お問い合わせ | 公式サイトから |
受入人数 | 定員:9名 |
ZENTA SUITE(1棟貸切ゲストハウス)

ZENTA SUITEは、1棟貸しのゲストハウスです。自宅のようにゆっくりくつろぐことができるので家族連れやグループに最適。
5名まで宿泊することが可能です。料理の提供はないので素泊まりのみとなります。
宿泊人数 | 1人あたりの料金(税込) |
1名様 | 6,300円 |
2~5名様 | 5,800円 |
乳幼児(寝具なし) | 1,000円 |
基本情報
住所 | 〒714-0037 岡山県 笠岡市 真鍋島4543-1 |
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お問い合わせ | 公式サイトから |
受入人数 | 定員:5名 |
真鍋島の魅力と見どころ
1. 本浦の町並み
19世紀から続く漁村特有の家々と、細い路地が連なる本浦地区。時代を超えて残された木造建築と石垣、そして洗濯物が揺れる生活感ある路地裏風景は、訪れる人に懐かしさと安心感を与えてくれます。
2. 真鍋中学校
1949年建設の木造校舎が今なお現役で使われており、映画『瀬戸内少年野球団』や各種ドラマのロケ地としても知られています。
3. 真鍋島ふるさと村
歴史ある町並みの保全を目的に指定されたエリアで、まるで時が止まったかのような風景を散策できます。
4. 真鍋島ふれあいパーク
かつて「花の島」と呼ばれた歴史を感じさせる、四季折々の花が咲き誇る小さな公園。瀬戸内海の島々を見渡せる絶景スポットとしても人気です。
5. 八幡神社と「走り神輿」
毎年5月上旬に開催される伝統行事「走り神輿」は、市指定の重要無形民俗文化財。男たちが島中を駆け抜ける、迫力と熱気あふれる神事です。
まとめ:猫とともに、ゆるやかな時を感じる島旅へ
真鍋島は、歴史ある文化、懐かしい町並み、そして猫たちの姿が絶妙に調和する、瀬戸内の癒しスポットです。
観光地としての派手さはありませんが、静けさと優しさに包まれた時間が流れるこの島は、忙しい日常から一歩離れて深呼吸したい人にこそおすすめ。
猫とともに、心をゆるめる島時間を味わってみませんか?
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