「なんであの人には猫が寄っていくのに、自分は逃げられるんだろう…」
猫好きさんなら、一度はそんな疑問を持ったことがあるはず。実は猫に好かれるか嫌われるかは、単なる「気まぐれ」ではなく、猫の気分や人間の接し方に左右されます。
猫の気分は日によって、いや、1日の中でも目まぐるしく変化し、人間への好感度もその影響を受けるのです。
この記事では、猫の「4つの気分」と「人間をどう見ているのか」を解説しながら、猫に好かれる人・嫌われる人の違いをユーモラスにひも解きます。
最後まで読めば、あなたも明日から“猫にモテる人”に変身できるかもしれません。
猫のご機嫌は「4つの気分」で決まる
猫と暮らしていると、「さっきまでゴロゴロ言って甘えてたのに、急に噛みついてきた!」なんてことは日常茶飯事。これぞ猫の気分モードの切り替えです。
猫には「子猫」「親猫」「飼い猫」「野生」という4つの気分があり、1日の中でコロコロ変わります。
- 子猫気分:しっぽを立ててすり寄ってくる。→「撫でて〜💕」と鳴きながら飼い主の後をついて歩く姿は、猫好きにとって天使降臨の瞬間。
- 親猫気分:急に“獲物”をくわえて持ってきて、「どう?すごいでしょ」と自慢げに見せる。こちらが褒めるまで延々と繰り返す子もいます。
- 飼い猫気分:お腹丸出しで仰向け寝。隣で「ちょっと警戒心なさすぎでは?」と心配する飼い主をよそに、スヤスヤ爆睡。
- 野生気分:夜中に家中を爆走する“運動会”。「お願いだから寝かせて…」と布団をかぶる飼い主を完全無視。
猫に好かれるためには「今どのモードなのか」を読むことが大切。甘えているときに無視したり、隠れているのに無理やり抱っこするのは、嫌われる原因です。
猫にとって人間は「主」じゃない
猫は、犬のように主従関係を持たない単独行動の動物。猫に好かれる人は「自分と対等な存在」として認識されています。
実際、猫にとって人間は「母親のような存在」になったり「子どものような存在」になったりと、その時々で都合よく役割を当てはめられています。
猫にとって人間は「自分の生活圏を共有する同居人」くらいのイメージなのです。
猫にモテたいなら「俺がリーダーだ!」と威張る必要はありません。むしろ「同じ空間を一緒に楽しむ同居人」くらいの気持ちで接する方が信頼されます。
猫が女性を好むのは「安心感」が理由
「なんでうちの猫、家族の中で俺にだけ懐かないの?」と嘆くお父さん、多いのでは?
猫は声の高さや体の大きさから安心感を判断します。高めの声や小柄な体型は「安全そう」と感じるポイント。だから、女性に寄っていく傾向があるのです。
ただし例外もあります。あるお宅の猫は、奥さんにはそっけないのに旦那さんの帰宅時にはダッシュで玄関にお迎え。
理由は「毎日ごはんをくれるのが旦那さんだから」。結局、猫にとっての安心は「環境に慣れていること」と「お世話してくれる人」が基準になるのです。
嫌われやすい人のNG行動
猫に嫌われる人の共通点は「やりすぎ」です。なぜなら猫は自分のペースを乱されるのを極端に嫌うから。
例えば、しつこく撫で回す、じっと見つめる、大きな声を出す、強い香水をつける、隠れ場所を覗き込む…どれも猫にとっては「この人は危険」と判断する原因となります。
特に柑橘系の匂いは猫の天敵レベル。
つまり、猫に嫌われるのは「愛情表現の押し売り」が主な理由。猫と仲良くなりたいなら「しない勇気」も必要です。
猫と仲良くなるための距離感
猫と仲良くなれるのは「待てる人」です。猫のパーソナルスペース(逃走距離)は半径約2m。いきなり近づくと逃げてしまいます。
例えば、初対面の猫には2mの距離を保ち、猫の方から近づいてくるのを待つのが鉄則。その方が「この人は安心」と感じてもらえます。
逆に、猫嫌いな人がなぜか好かれることがあるのも、無理にかまわず距離を保っているから。
つまり、猫にモテるには「積極性」ではなく「忍耐力」。
『猫からのアプローチを待つ』のが最強の戦略といえます。
まとめ
猫に好かれるか嫌われるかは「猫の気分」と「人間の接し方」の掛け算で決まります。「猫の気分を読み取り、尊重できるかどうか」が重要。
子猫のように甘える日もあれば、親猫気分でお世話してくれる日もあり、時には完全に野生に戻る日もある。そんな多面的な猫に合わせる柔軟さこそ、人間に求められるスキルなのです。
だからこそ、人間側は「猫のモードを見極めて距離感を大切にする」ことが猫に好かれる一番の近道。
猫好きなのに嫌われてしまう人は、たいてい「構いすぎ」「押しすぎ」が原因。逆に、猫が苦手で放っておける人の方が好かれることもあるのはそのせいです。
猫と仲良くなりたいなら、無理に構わず、安心感を与え、猫のペースに合わせること。これを守れば、あなたも「猫に選ばれる人」になれるはずです。
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