猫島・相島の歩き方|福岡の癒しスポット完全ガイド

猫好きにとって、一度は訪れたい“猫の楽園”が、福岡県にも存在します。

福岡県新宮町にある離島「相島(あいのしま)」。島全体が猫たちに優しく、人間と猫が共に暮らす風景が広がっています。

この記事では、相島の基本情報、アクセス方法、猫たちとのふれあい方や注意点を詳しく解説します。

最後まで読めば、相島がなぜ“猫好きの聖地”と呼ばれるのか、その理由がきっとわかるはずです。

相島ってどんな島?

帰属:Copyright ©国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)

相島(あいのしま)は、玄界灘に浮かぶ福岡県糟屋郡新宮町の有人島です。旅客機で福岡空港に北から着陸する場合、丁度高度を下げて旋回する場所になっており、窓からよく見えます。

島全体がのどかな雰囲気に包まれ、のんびりとした時間が流れるこの場所は、猫好きにとってまさに天国のようなスポット。

相島に住む猫たちはとても人懐っこく、まるで「ようこそ!」と言わんばかりに出迎えてくれるその姿は、猫好きにとってたまらない光景でしょう。

島の周囲をぐるりと巡る散策路では、青く広がる海と美しい自然を堪能できます。春や秋には爽やかな風を感じながらのんびりと歩くのもおすすめ。

福岡市内から比較的アクセスしやすく、フェリーに乗ればわずか20分ほどで到着するため、日帰りで気軽に訪れることができるのも魅力のひとつです。

この島が猫島として有名になったきっかけは、SNSやテレビ番組で紹介されたことに始まります。

特にInstagramなどでは「#相島」「#猫島」などのハッシュタグが頻繁に使われ、国内外から猫好きの観光客が集まるようになりました。

相島への行き方

相島は福岡市中心部からアクセスしやすいのが魅力です。福岡空港から相島へ行くには、電車、バス、船を乗り継いで行く必要があります。まずは博多駅を目指しましょう。

  1. 福岡空港から博多駅まで
    • 福岡市地下鉄空港線(筑前前原行)に乗車します。(約5分、260円)
    • 1,3,4,6号車が便利です。
  2. 博多駅から福工大前/JR福工大前駅まで
    • JR鹿児島本線(福間行)に乗車します。(約18分、280円)
    • 1番線から発車します。
  3. 福工大前/JR福工大前駅から相島渡船場/新宮港[福岡県]まで
    • マリンクス:相らんど線第1ルート(相島渡船場行)のバスに乗車します。(約10分、100円)
  4. 相島渡船場/新宮港[福岡県]から相島[相島港・福岡県]まで
    • 新宮~相島(相島 [相島港・福岡県]行)の船に乗車します。(約17分、480円)

🛳 渡船「しんぐう」時刻表(相島〜新宮)

🟨【3月1日~10月31日】のダイヤ

相島発新宮着新宮発相島着
7:007:177:508:07
8:408:579:209:37
10:5011:0711:3011:47
13:5014:0714:3014:47
16:0016:1716:4016:57
17:3017:4718:1018:27

🟩【11月1日~2月末日】のダイヤ

相島発新宮着新宮発相島着
7:007:177:508:07
8:408:579:209:37
10:5011:0711:3011:47
13:5014:0714:3014:47
17:0017:1717:4017:57

船の時間をベースに行程を組みましょう。始発の船に乗るには、8時には博多駅にいる必要があります。

乗換案内ジョルダンで検索すると以下のような行程が最も効率的です。

✈️ 福岡空港から相島への行き方(例:朝の便)

✅ 出発:福岡空港

  • 08:03 発
  • 🚇【地下鉄空港線】筑前前原行き
  • 所要時間:5分/運賃:260円

✅ 博多駅(08:08着/5分乗換)

  • 08:14 発
  • 🚃【JR鹿児島本線】福間行き
  • 所要時間:18分/運賃:280円

✅ 福工大前駅(08:32着/4分乗換)

  • 08:40 発
  • 🚌【マリンクス】相らんど線第1ルート「時計回り」
  • 所要時間:10分/運賃:100円

✅ 新宮港・相島渡船場(08:50着/3分乗換)

  • 09:20 発
  • ⛴【町営渡船しんぐう】新宮港 → 相島港
  • 所要時間:17分/運賃:480円

✅ 到着:相島港(09:37 着)

💰 合計費用:

  • 地下鉄:260円
  • JR:280円
  • バス:100円
  • 渡船:480円
    ▶ 合計:1,120円

⏱ 所要時間:

福岡空港 → 相島港まで、約1時間34分

相島の宿泊施設

相島には1軒の旅館(丸己屋旅館)と、1軒のお試し居住施設(槝~KASHI~)があります。等のいの宿泊施設はこの2件のみ。

福岡市中心部も近いので天神や博多といった都市部で宿泊するのもおすすめです。

丸己屋旅館

丸己屋旅館は福岡県の相島にある唯一の老舗宿泊施設。相島の港から徒歩5分の好立地で、レトロな雰囲気の二階建ての建物です。

相島が「猫島」として有名になり、観光客が増加する中で、この旅館は島の唯一の宿泊施設として重要な役割を果たしています。

ホームページはなく、予約サイトなどにも掲載されていないため詳細はお電話でお問い合わせ下さい。

所在地: 〒811-0118 福岡県糟屋郡新宮町相島776−2
電話番号: 092-962-2908

相島お試し居住施設「槝~KASHI~」

画像引用元:新宮navi

相島お試し居住施設「槝~KASHI~」は、福岡県新宮町の相島にある移住促進のための宿泊施設です。主に移住検討者向けですが、観光客も利用可能。

槝(かし)とは、船をつなぎとめるための杭のことです。その名の通り、多くの人が相島に繋ぎ止められるような交流拠点になることを目的としています。

画像引用元:新宮navi

宿泊料金は、1泊10,000円(2名まで)、週末は12,000円です。1棟貸しの施設のため、誰にも気兼ねなく、ゆったりと流れる島時間を体験できます。

ご予約は「Airbnb」にて受け付けており、利用期間は滞在6日間が最長です。有人の宿泊施設ではないため、ご自身で一定程度清掃して頂く必要があります。

また、宿泊料金とは別に宿泊税がかかり、これは鍵の受け渡し時に現金でお支払い下さい。

フォーポイント フレックス by シェラトン 福岡博多

画像引用元:フォーポイント フレックス by シェラトン 福岡博多

フォーポイント フレックス by シェラトン 福岡博多は、福岡市博多区の中心部に位置する便利なホテルです。

交通の便に優れ、博多駅まで徒歩9分。福岡空港までは直通でアクセスできます。キャナルシティ博多や中洲の屋台街も徒歩圏内にあり、観光にも便利です。

オープンしたばかりの新しいホテルで、2024年10月21日〜2025年6月30日の期間中には開業記念スペシャルオファーを実施中!

ベストレートから最大10%OFFで宿泊できます。(プロモーションコード : ES7)

詳しくは公式サイトをチェックしましょう!


ザ・リッツ・カールトン福岡

画像引用元:ザ・リッツ・カールトン福岡

ザ・リッツ・カールトン福岡は、福岡の中心地、天神に位置するラグジュアリーホテルで、福岡の活気と洗練されたおもてなしを満喫できます。

福岡の伝統工芸「博多織」からインスピレーションを得た和モダンなデザインが特徴で、地元の工芸品が随所に散りばめられています。

全167室の客室は全て50㎡以上の広さを誇り、博多湾や市街の美しい景色を一望可能。九州の豊かな食材を活かした料理は、ザ・リッツ・カールトンならではの洗練された味わいです。

福岡の歴史と文化を感じながら、最高級の滞在を体験できます。福岡に来るなら一度は泊まってみたいホテルです。


相島での猫との接し方とルール

相島に住む猫たちは、基本的に人慣れしており、観光客のそばに自然と寄ってきます。しかし、それでも「観光地」ではなく「猫たちの住処」であるという意識を忘れてはいけません。

島で猫とふれあう際には、いくつかの大切なルールを守ることが必要です。

まず、猫にエサを与えるのは禁止されています。観光客による無計画なエサやりは、猫の健康トラブルや島内の衛生問題を引き起こす原因になります。

また、猫に無理やり触れようとするのもNGです。特に寝ている猫や警戒している様子の猫には、そっと距離を保つことが大切。

写真撮影をする場合も、フラッシュは絶対に使わないようにしましょう。静かに構えて、猫の自然な表情を引き出すのが、良い写真を撮るコツでもあります。

さらに、相島は住民の生活の場でもあるため、民家の敷地や農地などに立ち入らないようにしましょう。猫を追って私有地に入ってしまうのはトラブルの元です。

ゴミは必ず持ち帰り、猫のためにも自然のためにも、清潔な環境を維持する意識を忘れないでください。

相島の猫たちの暮らしと地域との関係

相島の猫たちがこれほど自由に、そして安心して暮らせているのは、地域の人々の理解と共存の努力があってこそです。

まず特筆すべきは、「猫を地域の一員として受け入れている」という点です。こうした風土が、猫との共存文化を自然に育んでいます。

また、相島では地域の協力のもと、定期的にボランティア団体と連携し、TNR活動が実施されています。これにより猫の健康管理が保たれ、個体数のバランスも維持されているのです。

しかし、猫を目当てに訪れる観光客が増える一方で、ルールを守らない訪問者によってゴミ問題や猫へのストレスが懸念されるようになっています。

こうした問題に対し、住民や有志が看板を立てたり、SNSを通じてマナー向上を呼びかけたりと、さまざまな工夫が行われています。

相島の猫たちと穏やかに過ごすためには、観光客自身がその“裏方の努力”を理解し、感謝の気持ちを持つことが求められます。

まとめ:猫のいる風景とともに、静かな癒しの時間を

相島は、単なる猫の多い島ではありません。そこには、人と猫が長い年月をかけて築いてきた、静かであたたかな共存の文化があります。

猫たちの姿は、観光名所やインスタ映えの対象であると同時に、島の暮らしそのものを映し出す存在でもあるのです。

都会の喧騒を離れ、波の音と猫の鳴き声に包まれる時間は、心の芯から癒される体験です。カフェも遊園地もないこの小さな島で得られるのは、五感で味わう“ゆったりとした日常”。

観光客として訪れる私たちができることは、その環境を壊さず、猫たちにとっても人にとっても心地よい距離を保ちながら、この特別な空間を楽しむこと。

相島を訪れたあなたもきっと、次第に“猫に会いに来た”というよりも、“猫たちと過ごした時間が忘れられない”と感じるようになるでしょう。

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