2025年現在でも「猫島」として人気があり、猫たちとふれあえる離島が日本全国に存在します。
しかし、一部の有名猫島では島民の高齢化や猫の個体数減少により、「猫島」としての魅力が低下しているケースも。
観光に行ったものの猫がほとんど見られなかった、という失敗を防ぐためには、最新の情報に基づいた島選びが重要です。
本記事では、全国の中から猫の数が安定して多く、実際に訪問者のレビューでも評価が高い島のみを厳選。
さらに、猫の数・人懐こさ・アクセス・SNS映えの4つの視点から厳選した“今なお現役の猫島”をご紹介していきます。
この記事を読めば、2025年でも「本当に猫に出会える島」がわかり、癒しの猫旅がより満足のいくものになります。
猫好きの聖地へ!宮城県・田代島
田代島は、「猫の島」の代名詞とも言える存在で、猫好きなら一度は訪れたい魅力的な島です。推定140~200匹もの猫が、約60人の島民とともに暮らしています。
島内には猫を祀る猫神社もあり、古くから猫が大切にされてきた歴史があり、至る所で猫に出会えるだけでなく、人懐っこい猫が多いのも魅力です。
石巻港からフェリーで約45分で到着する田代島では、港に降り立った瞬間から猫たちが出迎えてくれます。
島を歩けば、思い思いの場所でくつろぐ猫たちの姿を眺めることができるでしょう。また、猫をモチーフにした宿泊施設「マンガアイランド」もあり、猫好きにはたまらない空間です。
猫神社では、漁の安全や大漁を祈願するだけでなく、猫の健康長寿も願うことができます。猫との触れ合いを思う存分楽しみたいなら、田代島は最高の選択肢の一つです。
世界も認めた猫の楽園!福岡県・相島
相島は、CNNの「世界6大猫スポット」に選ばれた、国際的にも有名な猫の楽園です。
福岡市からアクセスしやすい相島には、約200人の島民に対し、ほぼ同数の猫が暮らしています。人懐っこい猫が多く、港に着くとすぐに猫たちが寄ってくることも珍しくありません。
新宮港からフェリーでわずか17分というアクセスの良さも魅力の相島では、猫たちが日向ぼっこをしたり、観光客に甘えたりする姿を間近で見ることができます。
特に、漁港周辺では、魚のおこぼれを待つ猫たちが集まってくることも。島の自然も豊かで、猫との触れ合いと合わせて、のんびりとした島時間を過ごすことができます。
手軽に猫の楽園を体験したいなら、相島は非常におすすめの島です。
歩けば猫に当たる!香川県・佐柳島
佐柳島は、「歩けば猫に当たる」と言われるほど、多くの猫が暮らす魅力的な島です。
香川県の多度津港からフェリーで約1時間の佐柳島には、約40人の島民に対し、100匹以上の猫が生息しています。
佐柳島では、港の待合所前が猫たちの集まるスポットになっており、多くの猫がくつろいでいます。
島内には、古民家を改装した宿泊施設「ネコノシマホステル」もあり、猫に囲まれての滞在も可能。瀬戸内海の穏やかな景色と猫たちのコントラストは、写真愛好家にも人気です。
猫との遭遇率の高さを求めるなら、佐柳島は期待を裏切らないでしょう。
島民と猫が家族同然!熊本県・湯島
湯島は、島民と猫がまるで家族のように暮らしている、温かい雰囲気の猫島です。
上天草市の江樋戸港からフェリーで約25分の湯島には、約250人の島民に対し、ほぼ同数の猫が生息しています。
住民総出で猫の世話をしており、野良猫がいないことでも知られています。
湯島では、港に到着するとすぐに猫たちが出迎えてくれます。島内には「猫出没ポイント」を示す看板もあり、効率的に猫と出会うことができます。
道路の真ん中で堂々と昼寝をする猫たちの姿は、この島の平和な日常を象徴しています。島民と猫の温かい関係を感じたい方におすすめです。
地域の人々と猫との絆を感じたいなら、湯島は心温まる体験を提供してくれるでしょう。
瀬戸内の風景と猫の調和!岡山県・真鍋島
真鍋島は、美しい瀬戸内海の風景と多くの猫たちが調和する、魅力的な島です。笠岡港から定期船で約90分の真鍋島には、島民よりも多い約300匹の猫が暮らしています。
港周辺には特に多くの猫が集まり、人懐っこい猫もいれば、少し警戒心の強い猫もいます。真鍋島は、映画のロケ地としても知られ、昔ながらの漁村の風景が残っています。
港の石積み護岸でくつろぐ猫たちの姿は、絵になります。フランス人作家の滞在記で海外からも注目されており、国際的な魅力も持っています。
瀬戸内海の美しい風景の中で、猫との触れ合いを楽しみたい方には、真鍋島がおすすめです。
訪問前に知っておきたい!猫島でのマナーと準備チェックリスト

猫島を訪れる際は、猫と島民の方々への配慮を忘れずに、マナーを守って楽しみましょう。
猫島は、猫と人間が共生する特別な場所です。猫たちが安心して暮らせる環境を守り、島民の方々の生活を尊重するためには、いくつかの注意点と事前準備が必要です。
【猫島マナー】
- 餌やりは原則禁止(地域管理者に確認を)
- 猫を無理に抱っこしたり、追いかけ回さない
- 大声を出したり、フラッシュ撮影を避ける
- ゴミは必ず持ち帰る
- 私有地への立ち入り禁止
【訪問前チェックリスト】
- フェリーの時刻表と運航状況を事前確認
- 現金を多めに(キャッシュレス非対応の場所あり)
- 飲食物を持参(無店舗の可能性)
- モバイルバッテリー・日焼け対策・虫除けスプレー
- カメラと広角レンズ(猫との距離感を優しく)
マナーを守ることで、猫たちもリラックスし、素敵な写真や思い出が残ります。猫にも人にも優しい観光を心がけましょう。
おわりに
2025年現在も、日本の猫島は猫好きにとってかけがえのない癒やしの場所です。
田代島、相島、佐柳島、湯島、真鍋島といった人気の猫島では、多くの猫たちがそれぞれの島の自然や人々と共に生きています。
それぞれの島が持つ独自の魅力と、愛らしい猫たちの存在は、訪れる人々に特別な体験を与えてくれるでしょう。
本記事で紹介した島々は、いずれも猫との触れ合いやすさだけでなく、美しい自然や文化、そして温かい人々との出会いも魅力です。
猫の写真を撮ったり、一緒にのんびり過ごしたりする時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれるでしょう。
2025年、あなたも日本の猫島で、猫たちとの癒やしのひとときを過ごしてみませんか?きっと忘れられない思い出になるはずです。
(※猫たちとふれあう際は、現地のルールやマナーを守りましょう。餌やり禁止、抱っこ禁止の島もあります。)
コメントを残す