壁に向かってふてくされる猫と、それを見守る“できた相棒”の物語

ここはとある猫島への渡船場。男性は猫島行きのフェリーチケットを買うため、管理棟へとやってきました。

人間のための施設——のはずなんですが、すでにこの場所は猫たちの楽園と化しています。

チケット売り場の前にも、荷物置き場にも、ベンチの上にも……気づけばそこかしこに猫、猫、猫!

「さすが猫島の玄関口。歓迎ムードがすごいな」と思っていたそのとき。。。

※この記事は感動猫動画さんの動画をもとに創作された物語に、野良猫との安全な触れ合い方や出会いのヒントといった役立つ情報を加えて構成しています。

この物語を通じて、野良猫との素敵な出会いの可能性と、そのために知っておきたい大切なことをお伝えします。

壁に向かってふて寝!?謎すぎるポーズの猫を発見

チケット売り場に入ろうとしていたその時、目の端になんとも不可解な光景が映りました。

壁にぴったり体をくっつけて、背中を向けたまま完全にふてくされモードに入っている一匹の灰色猫。

その横には、まるで彼氏をなだめる彼女のように、そっと寄り添う黒猫。

……なにこの構図。

「なんだなんだ、痴話喧嘩か?」「それとも壁ドンに失敗したのか?」心のなかでツッコミを入れながら、男性はそっと二匹に近づきました。

話を聞こうとするも、まさかの“シカトスキル”発動

「おやおや、どうしたんだい?」
「壁なんか見つめちゃって、哲学でも始めたのかい?」

男性は灰色猫の頭をそっと撫でてみますが……

「……シーン。。。」

完全に無視。視線すらこちらに向けてくれません。代わりに隣の黒猫が、申し訳なさそうにこちらを見上げてきます。

その目はまるでこう語っているかのようです。

「すみませんねぇ……この子、こうなると誰の声も届かないんです……」
「朝ごはん、他の子に取られたとか、なんかそんな理由だと思うんですけど……💦」

黒猫の“お付きの者感”がすごい

黒猫はまるで灰色猫の秘書かマネージャーのように、状況説明をしてくれているような仕草。時々灰色猫の方をチラリと見つつ、状況を見守る姿は完全に“できた猫”。

しかし、当の本猫はというと……壁から1ミリも動かず、体を小さく丸めて、ふてくされ具合はMAX状態。

「よしよし、じゃあ君も」と、男性は黒猫の頭もナデナデ。黒猫は少しだけ目を細め、ペコリとお辞儀でもするように頭を下げます。

いや、できすぎじゃない?君、もしかして秘書検定持ってる?

チケットを買いに行くも、気になって仕方ない

一通り二匹に構ってから、男性はようやく管理棟へ。チケットを買いに入ったものの、気になるのは先ほどの二匹の様子。

「まだ壁見てるのかな……」
「黒猫ちゃん、ちゃんと慰めてるかな……」
「ってか、さっきの無視、ちょっと傷ついたぞ……」

つい気になって、窓の外から二匹の姿をチラ見。
灰色猫は……まだ壁に向かってる!!
黒猫は……微動だにせず、隣でスタンバイ中!

「……根が深そうだな、このふてくされ方」

猫にもある“気分屋モード”。でもそれがまた、かわいい

結局、男性が管理棟から出てくるまでのあいだ、二匹はずっとそのままのポジションをキープしていました。

まるで「かまってほしいけど、すねてる自分をまず見てほしい」

そんなちょっと拗ねた気持ちを抱えた灰色猫と、「はいはい、わかってますよ」とつきあう黒猫。

なんだこのコンビ、可愛すぎるだろ!

猫にもいろんな感情があるんだなぁ……と感じさせられる、なんとも微笑ましい一幕でした。

なぜ猫はふてくされるのか?

猫がふてくされる理由は様々です。

朝ごはんを他の猫に取られた、構ってほしいのに無視された、あるいは単に気分が乗らないなど、人間と同じように感情の起伏があると考えられます。

今回の灰色猫の場合、壁に向かって背を向けるという行動は、まさに「そっとしておいてほしい」という気持ちの表れでしょう。

黒猫が見せる献身的な姿

灰色猫の隣で寄り添う黒猫は、まるで秘書やマネージャーのように、灰色猫の気持ちを理解し、慰めているかのようです。

時折こちらを見上げて申し訳なさそうな表情を見せるのは、灰色猫の気持ちを代弁しているのかもしれません。

猫同士の関係性は、単なる同居人ではなく、深い愛情や絆で結ばれていることがわかります。

人間とのコミュニケーション:シカトスキル発動!?

男性が灰色猫に話しかけても、完全に無視されてしまう場面は、猫の気分屋な一面を表しています。猫は気分が乗らない時は、人間からのアプローチを拒否することもあるのです。

しかし、それは嫌っているわけではなく、単に「今はそっとしておいてほしい」というサインなので、気に病むことなく次の出会いを探しましょう。

猫にもある気分屋モード:それもまた愛おしい

結局、男性が管理棟から出てくるまで、二匹はずっと同じポジションをキープしていました。

まるで「かまってほしいけど、すねてる自分をまず見てほしい」という、ちょっと拗ねた気持ちを抱えた灰色猫と、「はいはい、わかってますよ」とつきあう黒猫。

そんな猫たちの姿は、私たち人間に癒やしを与えてくれます。

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