福岡市東区にある志賀島(しかのしま)。
歴史と自然が調和するこの島は、ツーリングやドライブのスポットとしても人気です。
そんな志賀島の金印公園で、偶然出会った茶白猫ちゃんとの交流が、旅の主役になりました。
この記事では、その心温まるエピソードとともに、野良猫との接し方や注意点、志賀島への行き方や観光情報まで、たっぷりお届けします。
※この記事は感動猫動画さんの動画をもとに作成された創作物語です。
出会いは突然に:茶白猫ちゃんとの遭遇
金印公園に到着し、階段を登っていると、ふと耳に入った「ニャー」の声。階段を登りきると、そこにはまるでモデルのように海を眺めて座る一匹の猫がいました。
近寄っても逃げる気配はなく、人馴れしている様子。
「これは運命…!」
茶白の美しい毛並みに、どこか貫禄のあるたたずまい。その堂々とした風格に、われわれバイク乗りたちはすっかり圧倒されてしまいました。
タマタマであった猫ちゃんには

その猫ちゃん、なにやら堂々とした風格がある…と思ったら、なんと立派すぎる鈴カステラがぷりぷりと揺れているではありませんか。
やたらと人懐っこい性格で、まるでお客様をテーブルにいざなうホストのように、こちらをベンチへと誘導してきます。
「さぁ、そこに座って我をモフるが良い!」という声が聞こえてきそうなほどの自信満々な態度。
周囲を取り囲むツーリング仲間たちの視線も一切気にせず、胸を張って悠々と歩くその姿に、なぜか僕たち人間のほうが恐縮してしまいました。
ネコがその場の雰囲気を支配する

ベンチに腰を下ろすと、すかさず猫ちゃんは感動猫動画さんの隣を陣取り、ゴロゴロ喉を鳴らしながら甘えたポーズを披露。
その猫ちゃんは、人慣れしておりとてもフレンドリー。まるで「我を撫でよ」と言わんばかりの態度に、仲間全員が笑顔になりました。
ここは志賀島の絶景スポットーー海と空とバイクと猫。贅沢な風景に、自然と心がほどけていく感覚を覚えました。
野良猫(地域猫)と接する際のマナーと注意点
こうした猫との出会いは旅の醍醐味ですが、野良猫・地域猫と触れ合う際にはマナーがとても大切です。
猫も島の一員。訪問者としての「思いやり」が求められます。
✅ 無理に触らない
猫から近づいてこない限りは無理に手を出さないのが基本です。目線を合わせ、ゆっくり手を差し出して匂いを嗅がせるなど、猫のペースに合わせましょう。
✅ 人間の食べ物を与えない
可愛いからといっておやつや人間の食べ物を与えるのはNG。消化に悪いものも多く、地域の猫の健康を損ねる原因になります。
✅ フラッシュ撮影を避ける
猫は光と音に敏感。カメラのフラッシュや大声は控え、自然な雰囲気を大切にしましょう。
✅ しっぽ・お腹・足先はNGゾーン
猫の触れてほしくない部位を無理に撫でると、威嚇や噛みつきの原因になります。基本は背中やあご下など、猫が気持ちよく感じる箇所を優しくなでてあげましょう。
✅ ゴミは必ず持ち帰る
猫が誤飲する可能性もあるため、お菓子の袋やプラスチックごみなどのポイ捨ては厳禁です。
特に最近は小分け包装されたチュールのゴミが捨てられている光景を目にして心を痛めています。
可愛い猫ちゃんたちにおやつをあげたい気持ちは理解できますが、ゴミは必ず持ち帰りましょう。小分け包装ではなく、チューブタイプにするとゴミや汚れを軽減できて便利です。
志賀島ってどんな島?

志賀島(しかのしま)は、福岡県福岡市東区に所属する島(半島)です。博多湾の北部に位置し、海の中道と陸続きなのでクルマやバイク、バスやフェリーでも行くことができます。
中国の漢王朝から授けられたとされる「金印」が発見された場所として有名です。志賀島には、豊かな自然と興味深い歴史がぎゅっと詰まっています。
アクセス面でも、福岡市の中心部からクルマやバイクですぐに行けるため、ちょっとしたドライブやツーリングスポットとしても人気の場所です。
海沿いの道を走りながら見る景色は開放感抜群で、晴れた日には青い海と空が広がるダイナミックな風景を楽しめます。
日帰り旅行や週末のお出かけにもぴったりですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
志賀島への行き方
博多駅から志賀島(金印公園)までの行き方を解説します。博多駅から志賀島へ公共交通機関を使って行くには、いくつかの選択肢があります。
電車とバスを乗り継ぐパターン、バスとフェリーを乗り継ぐパターンです。
電車+バスの場合

電車とバスで博多駅から金印公園に向かう場合、まずJRで西戸崎駅まで行きます。途中香椎駅で鹿児島本線(門司港行)から香椎線(西戸崎行)に乗り換えが必要です。
西戸崎駅からは西鉄バス(勝馬行)に乗って金印塚バス停まで乗ればその後は徒歩2分で金印公園に到着します。
博多駅〜西戸崎駅 (約45分 運賃480円)
西戸崎駅前バス停〜金印塚バス停(約15分 運賃320円)
バス+フェリーの場合

いつもと違うたびの雰囲気を味わいたいならフェリーを利用するのもおすすめ。
博多駅西日本シティ銀行前F というバス停から博多ふ頭第1ターミナルまで西鉄バスに乗り、その後フェリーで志賀島に行くことができます。
志賀島港からは更にバスに乗り換えて志賀島小学校前で下車。そこから徒歩13分で金印公園です。
博多駅西日本シティ銀行前F〜博多ふ頭第1ターミナル(約10分 260円)
博多ふ頭第1ターミナル〜志賀島港(約30分 680円)
志賀島港〜志賀島小学校前(約3分 210円)
まとめ
志賀島は中国の漢王朝から授けられた「金印」が発見された島として有名で、絶景が広がる海岸線を走れるツーリングスポットとしても人気があります。
ちょっとした週末のドライブや日帰り旅行にぴったりで、海と歴史の両方を楽しめるのが特徴です。
志賀島の金印公園で出会った茶白猫ちゃんは、立派な“鈴カステラ”がぷりぷり揺れる姿と、人懐っこい性格でツーリング仲間の注目を一身に集めました。
偶然の出会いが、旅のメインイベントに変わるほどの魅力を持った猫ちゃんです。
志賀島を訪れる際は、バイクやクルマはもちろん、公共交通機関でも気軽にアクセス可能です。
絶景や歴史スポットに加え、個性豊かな猫たちとの出会いまで満喫できるので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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