「猫の楽園」として知られる宮城県の田代島を訪れました。
この島には、猫を神の使いとして崇める風習があり、特に漁師たちにとっては「猫を大切にすると大漁に恵まれる」と考えられているそうです。
猫神様が祀られるこの島には、たくさんの猫たちが暮らし、訪れる人々を癒してくれます。
今回は、田代島で出会ったかわいすぎる猫たちとのほっこり癒やされるエピソードをお届けし、田代島へのアクセスや宿泊施設の紹介もいたします。ぜひ最後まで読み進めて下さい♪
※この記事は感動猫動画さんの動画をもとに作成されています。
田代島の第1のら猫!

船を降りて最初に迎えてくれたのは、まだ小さな子猫。漁港の隅でのんびりと日向ぼっこをしていたところ、こちらに気づくとちょこちょこと近寄ってきました。
無邪気な表情で足元をよちよち歩きながら甘えてくる姿に、一瞬で心を奪われもうメロメロ!人馴れしているのか男性のことも全く怖がる様子はなく、カメラに興味津々です。

子猫としばらく戯れたあとは、猫神社とやらに行ってみましょう。
猫がこの島で飼われるようになったのは江戸時代からで、猫を祀る祠を作ったところ、大漁が続き、海難事故も無くなったことから、猫神信仰が始まったと伝えられています。
通る人みんなに挨拶する猫ちゃんも

そんな猫神社へ向かう道中、どこからともなく「ニャー」と挨拶する猫が登場。すれ違うたびに鳴いて挨拶をする礼儀正しい猫で、まるで島の案内人のようでした。

挨拶を返しがてらナデナデしてあげると、ありがとうとばかりに身体を擦り寄せてきます。さながら猫神社に行くまでのチェックポイントといったところでしょうか(笑)
猫神社には守り神も!?
そうこうしているうちに猫神社に到着⛩️
小さな祠には招き猫などの猫にまつわるグッズがたくさん並んでいます。


振り返るとそこにはベンチに寝そべる黒猫様が!猫神社の守り神でしょうか?「ニャンじゃ、人間。儂にニャにか用かニャ?」とでも言いたげです。

悠然とした態度で訪問者を迎え、「さあ、存分にモフるがよい」と余裕の表情。そんなお猫様には特別なアイテムでマッサージさせていただきます!
じゃじゃーん!『ねこじゃすりー!』
撫でればうっとり『ねこじゃすり』

広島の老舗やすりメーカー「ワタオカ」が開発した 「ねこじゃすり」 は、愛猫との絆を深める新感覚のアイテムです。
猫の舌の質感を忠実に再現 したやすり面で撫でると、まるで猫同士のグルーミングのような心地よさを愛猫に届けられます。
「もっと愛猫と触れ合いたい」「グルーミングのお返しがしたい」そんな願いを叶える ねこじゃすり 。優しいスキンシップで、猫との特別な時間を楽しみませんか?
形がスタイリッシュで持ち運びしやすく、おしゃれな化粧箱入りでプレゼントにも最適! ぜひ、新しいコミュニケーションを体験してみてください♪
ねこじゃすりの効果!?

ねこじゃすりで撫でてあげると、最初は驚いたようですがすごく気持ちよさそう♪
『もっと下の方!もっと下!』と自分で体を動かし、最後はベンチから落ちてしまいました(笑)


猫の集会場

猫神社をあとにして田代島を散策していると、1匹の猫がこちらを見つめています。
『私になにか御用でしょうか?』男性がその猫に近づくと、何も言わずに歩き始めます。こちらが立ち止まると振り返るのでどうやら『付いてこい』ということらしい。

2分ほどのんびり一緒に歩いていくと、たどり着いたのは猫さんたちの集会所でした。先にいた猫たちは、男性のことを訝しげに眺めていましたが特に文句はない様子。

しばらく彼らを眺めてナデナデ モフモフしたあと、帰りのフェリーの時間があるので男性はここで立ち去りました。
田代島ってどんな島?

田代島は、宮城県石巻市に属する小さな島で、石巻市の中心部から約17キロメートル離れた場所に位置しています。
三陸復興国立公園に含まれ、コバルトブルーの海に囲まれた風光明媚な島です。
寒いイメージのある地方ですが、気候は温暖で、寒暖の差が少なく、冬でも月平均気温が0度以下になることはありません。
島内には温帯常緑広葉樹のタブノキの大木が自然に繁茂しています。
「猫島」として知られ、島民の数は48人(令和6年)であるのに対し、猫の数は100匹を超えています。猫は大漁を招く縁起の良い生き物として昔から大切にされ、猫神社も存在するほど。
猫の島として観光を続ける姿勢であるため、田代島では猫に避妊・去勢手術を全頭には行っておらず、集落によって猫が増えすぎることが懸念される場合のみ手術で対応しているそうです。
自然の成り行きに任せて暮らしている猫たちですが、不思議なことに猫の数は常時150匹前後なんだとか。
田代島への行き方

仙台から石巻まで
- JR利用:JR仙台駅からJR石巻駅まで(快速 約60分 / 各駅停車 約85分 運賃858円)
- 車利用:仙台東ICから石巻河南ICまで(約40分 料金1,080円)、石巻河南ICから石巻駅まで(約20分)
- 高速バス利用:仙台駅前(エデン前)21番のりばから石巻駅前まで(約80分 運賃900円)
石巻駅から船着場まで
- 石巻中央発着所への行き方:
- ミヤコーバス蛇田線「石巻駅前」→「いしのまき元気いちば」下車
(いしのまき元気いちば行:約7分 運賃160円) - 「いしのまき元気いちば」から徒歩約5分
- ミヤコーバス蛇田線「石巻駅前」→「いしのまき元気いちば」下車
- 石巻門脇発着所への行き方:
- ミヤコーバス山下門脇線「石巻駅前」→「門脇二丁目」下車
(石巻警察署前方面行:約14分 運賃290円、いしのまき元気いちば方面行:約8分 運賃180円) - 「門脇二丁目」から徒歩約5分
- ミヤコーバス山下門脇線「石巻駅前」→「門脇二丁目」下車
石巻から田代島まで(フェリー)
- 石巻中央発着所から:田代島(大泊港 / 仁斗田港)まで約40分 1,250円
- 石巻門脇発着所から:田代島(大泊港 / 仁斗田港)まで約30分 1,250円
※その他詳しい船の発着時刻・料金については 網地島ライン株式会社(☎0225-93-6125)へお問い合わせください。
田代島の宿泊施設
田代島には6件ほど宿泊施設がありますが、2025年2月現在は休業中だったりホームページがなかったりして詳細の確認ができません。
リストアップしておきますので田代島島内での宿泊をお考えの方は直接お問い合わせ下さい!
田代島の宿泊施設
・大泊港付近
漁師民宿 はま屋(現在休業中)
・仁斗田付近
マンガアイランド(4月から10月まで利用可能)
日の出荘民宿(営業状況不明)
民宿 ふじや(営業状況不明)
民宿 網元(営業状況不明)
MARINE LIFE(3ヶ月前に口コミあり)
石巻中央発着所付近の宿泊施設【3選】

菊地旅館は、創業80年の歴史を持つ石巻の旅館。東日本大震災で半壊したものの、多くの支援により営業を再開。「温もり」と「癒し」を大切にした、家庭的な雰囲気が自慢の宿です。
素泊まり:本館5000円~、新館6000円~
朝食付き:本館5750円~、新館6750円~
夕食付き:本館6700円~、新館7700円~
二食付き:本館7550円~、新館8550円~
よあけの猫舎は、昭和レトロな雰囲気の一軒家をリノベーションした宿泊施設です。
3匹の猫(クロちゃん、ふーちゃん、シャア子ちゃん)が一緒に暮らしており、猫との触れ合いを楽しみながら、ゆったりと過ごせる家庭的な雰囲気が魅力。
宿泊料金は1泊4,500円/1名で、女性または女性を含むグループのみ宿泊可能。


石巻民泊亀ハウスは、宮城県石巻市にある犬と一緒に泊まれる民泊施設です。完全予約制で、宿泊は1日1組限定!
初回の宿泊料金:素泊まり一泊4500円
2回目以降の宿泊:素泊まり一泊3500円
ワンコ同伴の場合は、1頭につき一泊500円
冬季は灯油代として、一室あたり一泊500円が追加となります。
まとめ
田代島は、猫好きにとってまさに楽園のような場所。漁港で迎えてくれる子猫、山道で挨拶する猫、神々しい黒猫、そして秘密の集会場に招かれる体験——どれもが忘れられない思い出です。
また、島には猫を神聖視する文化が根付き、猫と触れ合いながら、その歴史と文化を感じることができるのも田代島ならではの魅力です。
仙台から石巻までJRや高速バス、車で行くことができ、石巻からフェリーで田代島へ渡ります。船の運航スケジュールや宿泊施設については事前に確認しておくと安心です。
猫好きなら一度は訪れたい田代島。愛らしい猫たちと触れ合いながら、癒やしのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
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