瀬戸内海に浮かぶ小さな島、青島。
この島は「猫の楽園」として知られ、現在の人口はわずか5人(2024年8月時点)。それに対して、島内で暮らしている猫たちは100匹以上です。(1時期は200匹以上とも)
そんな青島に足を運び、たくさんの猫たちに朝ご飯をあげるという夢のような時間を過ごした時の様子をみなさんと共有♪
※この記事は感動猫動画さんの人気動画をもとに作成されています。
船を降りた瞬間、猫たちのお出迎え!

青島へは、愛媛県の長浜港から1日2便のフェリーで向かいます。 約35分の船旅を終え、島に足を踏み入れると……すぐに猫たちが桟橋でお出迎え!
「ご飯くれるの?」とでも言いたげに、次々と猫たちが近寄ってきます。
人懐っこい子もいれば、少し距離を取りつつ様子を伺う慎重派も。 それぞれの個性が垣間見える瞬間に、早くも胸が高鳴ります。
朝食会場へ向かう道中も猫だらけ

島の奥へと歩みを進めると、後ろをついてくる猫たちもどんどん増えていきます。
「早くご飯をちょうだい!」
とばかりに足元をちょこちょこ歩く子や、道の真ん中でゴロンと転がって撫で待ちする子まで。 猫好きにはたまらない光景です。

青島には、島民と観光客のルールを守るために「ネコエサ場」という猫に餌をあげても良い場所が設けられています。
そこで、持参したキャットフードを自作の簡易トレーに入れて、猫たちに朝ご飯を振る舞うことにしました。
朝食ビュッフェ開幕!

エサを入れると、瞬く間に猫たちが集まり、朝食タイムがスタート! カリカリとフードを頬張る音が響き、どの子も満足そうに食べています。


「こっちにももっとちょうだい!」
と、おかわりを狙う食いしん坊もいれば、少し離れた場所でのんびりと食事を楽しむ子も。 それぞれの猫の食事スタイルを眺めているだけで、癒やしの時間が流れていきます。
お腹いっぱいの猫たち、そして甘えん坊タイム

食後は、満腹になった猫たちが次々とリラックスモードへ。 ベンチに座っていると、膝にちょこんと乗ってくる甘えん坊も現れました。

「もっと撫でてよ」
とばかりに、のどをゴロゴロ鳴らす子もいて、至福のひととき。

しばらくすると、猫たちは日向ぼっこをしたり、木陰でくつろいだりと、それぞれの時間を楽しみ始めます。
青島の猫たちは自由気ままな生活を満喫しているようです。
青島ってどんな島?

青島は、愛媛県大洲市に属する小さな離島で、面積はわずか0.5㎢ほど。 島民の人口は長年にわたり減少し続けているのが現状です。
青島人口の推移
1942年:889人(最盛期)
2015年6月:16人
2018年10月:9人
2019年2月:6人(3世帯)
2024年8月:5人
青島は急傾斜地が多く、平坦地が少ないため、農業が発展せず主な産業は漁業のみ。
さらに、宿泊施設、食堂、商店、自動販売機がない、2020年3月には診療所が廃止されるなど、生活インフラの不足が問題となっています。
今後の展望としては、空き家の増加や老朽化による倒壊リスクが懸念されており、 将来的には無人島化する可能性も指摘されています。
青島への行き方

青島へは、長浜港(愛媛県大洲市)からフェリーでアクセスできます。
- 運行会社:青島航路(伊予長浜港)
- 運航本数:1日2往復
- 長浜港発:8:00 / 14:30
- 青島発:8:45 / 16:15
- 所要時間:片道約35分
- 運賃:片道700円(往復1,400円)
※定員制のため、事前にフェリーの運行状況を確認しておくと安心です。
青島島内には宿泊施設やコンビニ、自販機などもないため飲食物などは事前に購入しましょう。また、船に乗り遅れると大変なので時間に余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
県外から公共交通機関を使う場合
県外から青島を目指す場合、8時発の1便に乗るためにはかなりの早起きが必要です。
- 5:51にJR松山駅を出る電車に乗り、7:14に伊予長浜駅で下車(乗車時間83分 運賃850円)
- 長浜港まで徒歩約5分で、7:20分頃到着します。
飲み物や食べ物など現地で取る飲食物は事前に購入しておきましょう。
周辺の宿泊施設
青島には宿泊施設はありません。もし、日帰りではなく泊まりで余裕を持った旅をしたい方のためにいくつかの宿泊施設をピックアップしてご紹介します。
【周辺の宿泊施設おすすめ5選】
・冨屋金兵衛邸
・民宿漁亭
・NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町
・スーパーホテル愛媛 大洲インター
・オオズプラザホテル
冨屋金兵衛邸

冨屋金兵衛邸は、愛媛県大洲市長浜にある歴史的な宿泊施設です。この邸宅は、坂本龍馬が土佐藩を脱藩する際に四国最後の夜を過ごしたとされる場所として知られています。
長浜港まで徒歩約15分と青島に行くためのアクセスも良好♪
資料展示室やギャラリーを併設し、坂本龍馬や幕末の歴史に関する展示を行っています。歴史を体感できる貴重な場所です。

2022年から、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、しばらくの間の宿泊は1日1組限定(1名様~ご家族様)となっています。最新情報は直接お問い合わせ下さい。
客室は3部屋で、料金体系は以下の通り。
料 金(1泊) 1名さま 10,000円(税別) 2名さま 8,800円(税別) 3名さま 7,700円(税別) ※朝食付きの価格です ※小学生以下3割引 |
チェックイン:15:00~、チェックアウト:~11:00 |
民宿漁亭

民宿漁亭は、長浜港からほど近いリーズナブルな宿泊施設です。長浜港まで徒歩8分(550m)の距離にあります。
宿泊プランは、素泊まり・夕食付き・朝夕食付きの3パターン
- 素泊まりプラン(食事なし)
5,000円(基本プラン)
5,500円(専用風呂・冷蔵庫・洗濯機付き)※1人部屋1部屋のみ - 夕食付きプラン
6,000円(基本プラン)
6,500円(専用風呂・冷蔵庫・洗濯機付き)※1人部屋1部屋のみ - 2食付きプラン
6,500円(基本プラン)
7,000円(専用風呂・冷蔵庫・洗濯機付き)※1人部屋1部屋のみ

お食事はお食事処「川新」で提供されます。ご利用いただく際は、新鮮なお料理の御提供の都合上、事前予約が必要です。
御宿泊やご利用の際には、お早めに予約をしておきましょう。
NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町

NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町は、愛媛県大洲市に位置する宿泊施設で、まち全体をホテルと見立てた独特な分散型ホテルです。

宿泊棟をはじめ、周辺には様々な施設が点在し、フロントや客室まで向かう道中にも、まちの雰囲気を味わえるお店や大洲ならではのお土産が買えるお店がたくさんあります。

宿泊棟は国登録有形文化財に指定されている旧加藤家住宅や蔵をはじめ、まちに点在する歴史的建造物を改修。
古人の粋なあそび心も活かしながら趣向を凝らした26棟31室のお部屋から選択可能!

肱川のほとりに位置する大洲城下町は、四季折々に変化する景色と、江戸から明治期の屋敷や商家が残る風情あるまち並みが魅力です。
まちに点在する歴史的価値ある建物を再利用し、フロント・客室・レストランなどの役割を持たせて、まちをまるごと1つの宿泊空間となったまち並みは歩くだけでもきっと楽しいはず!
NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町から長浜港までは電車で約1時間。
- 伊予大洲駅まで歩く。(徒歩約25分、約1.7km)
- 予讃線 各駅停車伊予市行きの電車に乗る(6:57発、運賃430円)
- 伊予長浜駅に7:16到着
- 長浜港まで歩く(徒歩約15分)
という道順で行くことができます。
スーパーホテル愛媛 大洲インター

スーパーホテル愛媛・大洲インターは、愛媛県大洲市に位置するビジネスホテルです。松山自動車道の大洲インター出口から2分という好立地。
スーパーホテルは個人的にもよく利用するビジネスホテルで、場所によって大浴場があるのが魅力♨️

スーパーホテル愛媛・大洲インターにも、「朝霧の湯」という名称の男女別天然温泉が備えられています。しかも午後3時から翌朝9時まで夜通し利用可能です!
さらに、17時から20時まではアルコール・ソフトドリンクのフリーサービスがあり、朝食は無料!かなりお得感がありますね♪

スーパーホテル愛媛 大洲インターから長浜港までは電車で約1時間。
- 五郎駅まで歩く。(徒歩約25分、約1.6km)
- 予讃線 各駅停車伊予市行きの電車に乗る(6:57発、運賃330円)
- 伊予長浜駅に7:16到着
- 長浜港まで歩く(徒歩約15分)
という道順で行くことができます。
オオズプラザホテル

オオズプラザホテルは、ビジネス利用だけでなく、観光客にも便利な立地と手頃な価格で人気のホテルです。
大洲インターチェンジから車で2分の好立地。JR 伊予大洲駅からも車で5分、大洲城からは車で10分です。

休憩スペースにはフリードリンクコーナーもあり、ソフトドリンクや挽きたてコーヒーが飲み放題!(利用時間: 6:30 〜 10:30 /15:00 〜 21:00)
日曜日以外は無料朝食も提供。
たまごかけ専門店「熊福」からお取り寄せした美豊卵、大洲で100年以上続く老舗醤油店「梶田商店」の醤油をかけていただく最強のたまごかけご飯が食べ放題です!

オオズプラザホテルから長浜港までは電車で約1時間。
- 五郎駅まで歩く。(徒歩約25分、約1.6km)
- 予讃線 各駅停車伊予市行きの電車に乗る(6:57発、運賃330円)
- 伊予長浜駅に7:16到着
- 長浜港まで歩く(徒歩約15分)
という道順で行くことができます。
まとめ
青島は、愛媛県大洲市にある「猫の楽園」として知られる離島で、人口わずか5人(2024年8月時点)に対し、100匹以上の猫が暮らしています。
青島へは長浜港からフェリーでアクセスでき、到着後すぐにたくさんの猫たちがお出迎え♪
猫たちとのふれあいの中でも、特に「ネコエサ場」でのエサやりタイムは見どころで、持参したキャットフードを与えると、多くの猫が集まりビュッフェ状態に!
青島には宿泊施設や商店がないため、訪問前の準備が重要です。周辺の宿泊施設として「冨屋金兵衛邸」や「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」などがおすすめ。
青島は美しい景色と猫たちの自由な暮らしが魅力の観光スポットですが、人口減少が進み、将来的な無人島化も懸念されています。
無人島になってしまったら連絡船もなくなり、近い将来いけなくなってしまうかもしれません。猫好きにとっては、今のうちに訪れておきたい特別な場所です。
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